おこしやす京都AC ともにJFLへ

僕のおこしやすライフ

関西サッカーリーグ(KSL)からJ昇格を目指す「おこしやす京都AC」。チームの奮闘ぶり、下部リーグならではのエピソードをファン目線で書き綴ります。

おこしやすの天皇杯1回戦

負けました…

 

9月16日、おこしやすは、天皇杯1回戦で奈良クラブと対戦し、0-1で敗れました。

 

ハリマ戦に続き、この試合も終了間際に失点し、勝ち上がることができませんでした。

 

この試合、僕は仕事をサボって、試合会場の太陽が丘陸上競技場に駆けつけました。

 

証拠写真

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結果は残念でしたが、今シーズン初めておこしやすのサッカーを見ることができました。

おこしやすはいいサッカーを見せてくれたので、満足しています。

 

スタメン

 

まずはスタメンから。

 

 

予想どおり、ハリマ戦から大幅に入れ替えです。

 

並びはこんな感じでした。

 

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奈良クラブの試合の映像を見ると、守備時のDFラインは高く、攻撃時には幅を取り、DFラインから組み立てている様子だったので、おこしやすは、裏に抜けるスピードのあるイブラヒム選手と運動量のある小久保選手の2トップで試合に臨むのがいいのではないかと思っていました。

 

そして、これまで守備固めで投入されていた酒井選手が初先発&水戸から期限付き移籍したばかりの大原選手が右サイドで起用されました。

酒井選手のプレーを長い時間見てみたかったですし、大原選手がどんなプレーヤーなのか知りたかったので、楽しみの多いメンバーとなりました。

 

試合経過

 

試合は、立ち上がり、おこしやすがリズムを掴むべく積極的にミドルシュートを打っていきます。

しかし、ゴール前でチャンスを作ることはできず、次第に奈良クラブのペースになります。

 

おこしやすはイブラヒム選手にロングボールを集めて打開しようとしますが、セカンドボールを奈良クラブに回収され、攻撃の形を作ることができませんでした。

 

しかし、前半半ば過ぎから、おこしやすのプレスがはまり出す場面が見られるようになります。

イブラヒム選手と小久保選手がプレスに行くのに奈良クラブディフェンダーが嫌がっているように見えました。

 

FW2人に合わせて、後ろの選手もプレスの強度を強め、奈良クラブも攻撃の形を作れない状態に。

 

そして、この日も早めに選手交代です。

 

澤口選手→清水選手

 

清水選手は左SBに入り、戸田選手が右SBに回りました。

 

これが功を奏したのか、おこしやすが押し込む展開が続きます。

 

戸田選手のオーバーラップで右サイドを突破したり、イブラヒム選手がドリブルで相手DFの真ん中を割り、シュートするシーンも見られました。

 

しかし、得点には至らず、前半を終えます。

 

 

ハーフタイムには選手交代がありました。

 

平石選手→堂安選手

 

サバン選手→勝又選手

 

現地でこの交代を知ったとき、どんな並びになるのか分かりませんでした。

 

後半キックオフ後、判明した並びがこちら。

 

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大原選手が中盤の真ん中にポジションを取っていました。

サイドの選手かと思っていたら、中もできるんですね。

良い選手が加入してくれました。

 

後半も、基本的におこしやすが押し込む展開だったと思います。

奈良クラブの反撃は、関西サッカーリーグでは見られないスピードがあり、怖さはありましたが、単発的でした。

 

尾本−有薗のCBコンビは、さすがベテランだけあって、安定感抜群でした。

読みがいいのだと思いますが、常に相手より先に動き出し、有利なポジションを取って守っていました。

清水選手も言うに及ばずで、昨シーズンのような守備のスペシャリスト的な働きで、安定した守備に貢献していました。

 

攻撃面では、高い位置でボールを奪ってからサイドに展開し、クロスから得点を狙うシーンが増えました。

 

この後の交代も、より攻勢を強めるためのものでした。

 

イブラヒム選手→寺田選手

 

清水選手→瓜生選手

 

やや疲れの見えたイブラヒム選手に変えて寺田選手が入り、小久保選手と2トップを組みました。

瓜生選手は清水選手よりも高い位置を取り、左サイドからの攻撃を強める意図があったと思います。

 

この後も、寺田選手が左右に動き、チャンスを作りましたが、得点には至らず。

良い時間帯に点を取ることができませんでした。

 

後半35 分過ぎ、おこしやすの運動量が目に見えて落ちました。

何とか持ちこたえて延長戦に持ち込みたいと思っていた矢先、その隙を突かれてボールを奪われ、失点してしまいました。

 

試合後の様子

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雑感

 

おこしやすは、攻守に積極的なプレーで、自分たちで主導権を握るサッカーを見せてくれました。最後まで前からプレスをかけ続ける姿勢には心を打たれました。

そういう意味で、素晴らしい試合を見せてもらって満足しています。

 

でも、強かったのは奈良クラブでした。

さすが上のカテゴリーで戦っているチームですね。

 

試合を終えて思ったのは、勝てなくて残念、ではなく、勝つためにはまだ足りないものがある、ということでした。

それが何なのか、僕にはまだ分かりません。

 

ただ、上のカテゴリーに上がると、このような試合が増えるのだろうと思います。

いいサッカーをしたけれども、結果はついてこない、ということが今後多々あるのでしょう。

それが上位カテゴリーで戦うということですし、それを打開するための策が必要ですし、結果が出ないときに、クラブ・ファン・サポーターがどう対応するのかが試されるのでしょう。

色々と勉強になった一戦でした。

 

監督や選手のコメントが、天皇杯公式サイトに掲載されていました。

天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会が開幕!奈良クラブは終了間際の一撃でおこしやす京都を破る|JFA|公益財団法人日本サッカー協会

 

気になる選手

 

気になったのは、戸田選手です。

おそらく本来はCBの選手だと思うのですが、頻繁にオーバーラップしていましたし、しかも高さがあるので相手ロングボールを跳ね返せるということで、ボールに触れる機会が多かったと思います。

オーバーラップして、いいパスを受けたときには、もっと自信を持ってプレーしていいと思います。

 

酒井選手も、いい意味でイメージどおりのプレーを見せてくれたと思っています。相手に強く当たれる守備は魅力的です。

 

大原選手も、合流間もないとは思えないほど、チームにフィットしていたのではないでしょうか。プレーの特徴は、労を惜しまない運動量でしょうか?

おこしやすに必要な選手です。

 

清水選手もさすがでした。

左SBとしての起用でしたが、清水選手がいると、守備が安定するのを再認識させられました。

 

あと、尾本選手、有薗選手のCBコンビ、素晴らしかったです。

有薗選手は、試合後のコメントで、「リーグ戦でスタメンに絡めていないので、アピールしたいと思っていた」と話されていますが、良いアピールになったのではないでしょうか。

僕としては、有薗選手・尾本選手は、スタメンに絡めていないというよりも、この先の昇格を決める試合のために温存していると思っています。リーグ戦が当初の予定どおり開催されていれば、出場機会はもっと多かったでしょう。

 

それと、平石選手。

ボールを後ろ向きで受けて、ターンしながら切り返して、相手を一瞬で抜き去るプレーは凄みがありました。

プレーで度肝を抜かれたのは久しぶりのことで、思わず腰が浮きました。

 

チームとしても、各選手の調子としても、上がってきていると思います。

天皇杯が終わり、日程面での負担は軽くなりました。

リーグ戦残り3試合、勝つしかありません!