おこしやす京都AC ともにJFLへ

僕のおこしやすライフ

関西サッカーリーグ(KSL)からJ昇格を目指す「おこしやす京都AC」。チームの奮闘ぶり、下部リーグならではのエピソードをファン目線で書き綴ります。

おこしやす2020第5・6節

 

負けて勝って

 

9月20日、26日、おこしやすは、それぞれ関大FC2008、アルテリーヴォ和歌山と対戦しました。

 

関大FCとの一戦は橿原公苑陸上競技場で行われ、0-1で敗れました。

 

僕は現地で負けを見届けました。

 

ピッチの様子

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この試合は、何度も惜しいチャンスがありながらも、それを決めることができず、前半の失点を取り返せないまま負けてしまいました。

 

サッカーではどうすれば点が取れるのか、考えさせられる試合でした。

サッカーを見ていて、よく分からんけど得点が入るシーンを多々見かけます。この試合でも、おこしやすはそれなりにゴール前でシュートを放っており、そのうちの1本くらい得点になってくれてもいいんじゃないかとは思いました。

さりとて、完全に相手を崩したシーンがあったかと言われると、それほどでもなく、どうすれば得点できたのか、僕には答えが見出せませんでした。

そういう意味で、気持ちも考えもスッキリしない敗戦でした…

 

この試合を終えて

 

この試合後の順位はこのようになりました。

 

1  枚方 勝点11  得失点差+8

2  関大 勝点8    得失点差+1

3  和歌山 勝点8 得失点差-3

4  ハリマ 勝点7 得失点差+1

5  L京都 勝点7  得失点差0

6  お京都 勝点7 得失点差-1

7  飛鳥 勝点4   得失点差-1

8  滋賀 勝点2   得失点差-5

 

負けられない戦いを落としてしまい、リーグ優勝だけではなく、昇格のために2以下に入ることも見通せない状況になりました。

 

第6節

 

そんな厳しい状況の下、リーグ戦第6節・アルテリーヴォ和歌山戦が、アクアパルコ洛西で行われました。

 

僕はKSLTVで観戦しました。

 

スタメン

 

スタメンです。

 

スタートの並びはこんな感じでした。

 

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これまで同様4-4-2。CBが天皇杯奈良クラブ戦以来の尾本-有薗のコンビになりました。

前半途中から、寺田選手と勝又選手がポジションを入れ替えていました。

 

試合は、立ち上がりから和歌山ペース。和歌山の各選手は、おこしやすがボールを持つと、全速力でプレスをかけ、おこしやすの選手がボールをコントロールする余裕を与えてくれませんでした。

最初のプレスでボールが奪えなくても、マンマークかとも思えるほど、おこしやすの選手を放そうとしませんでした。

和歌山の勝ちに対する執念を見せつけられる立ち上がりでした。

 

おこしやすは和歌山に主導権を握られ、早々に2失点を喫します。

 

 

 

おこしやすはパスを繋げず、相手DFライン裏にロングボールを入れて活路を見出そうとしますが、和歌山の選手の寄せが早く、打開できません。

 

2失点して、このままズルズルいってしまいそうなとき、おこしやすの選手たちが、全員で円陣を組み、話し合う様子が見られました。

この辺りは今シーズンベテラン選手を補強した効果でしょうか、この後、おこしやすは粘り強く戦い、前半のうちに同点に追いつきます。

 

 

クリア的なボールをイブラヒム選手が競り、こぼれたボールを走り込んだ寺田選手が持ち、早めに中にグラウンダーのボールを入れて、走り込んだイブラヒム選手が倒されて、PKを得ました。

効果的な攻撃がなかなかできない中、イブラヒム選手が何度も高い位置にある相手DFライン裏を狙い続けた効果が出ました。

 

 

有薗選手からのロングボールを右サイドでうまく収めた勝又選手からのクロスを左サイドに駆け上がった平石選手が合わせて押し込みました。

 

何とか前半で追いつき、おこしやすは後半に望みをつなぎました。

 

 

この日は、これまでよく見られた前半途中やハーフタイムでの交代はなく、前半と同じメンバーで後半開始です。

 

後半になっても和歌山の勢いは止まらず、またも先手を取られます。

 

 

和歌山の運動量とスピードは前半から凄まじかったので、早い段階でペースダウンするだろうと思っていたのですが、後半に入っても、和歌山のペースは全く落ちませんでした。

 

おこしやすもそれに対抗するためか、フレッシュな選手を投入して反撃に出ます。

 

寺田選手→萩原選手

 

前半途中から右サイドに入っていた寺田選手と同じポジションに萩原選手が入りました。

 

瓜生選手→大原選手

 

和歌山の早いプレスに苦しんでいた瓜生選手に代えて、より強く守備に入ることのできる大原選手が同じポジションに入りました。

 

この頃になると、さすがに和歌山のプレスに勢いがなくなってきました。

おこしやすのボールに必ずプレスにくるものの、そのスピードが落ち、おこしやすが少しボールを持つ時間ができるようになってきました。

 

そこにこの交代。

サバン選手→高橋選手

 

個人的には、この交代が流れを変えたと思っています。

高橋選手がボールに絡むと、パスのテンポが早くなるし、パスがより左右に散る印象があります。

 

さらに有薗選手→村上選手の交代。

 

ここは疲労などを考慮した交代でしょうか。

 

さらに、切り札の投入!

 

勝又選手→原選手

 

原選手が入ると、複数の相手DFを引き付けることができるので、さらにおこしやすの攻撃の時間帯が増えました。

 

そして、同点ゴールが生まれます。

 

 

高橋選手の右CKからファーにいた澤口選手がきれいなヘディングのゴールを決めました。

 

そして後半アディショナルタイムに劇的なゴール!

 

※勝清水良平は清水良平の誤記

 

中へ入った平石選手から相手DFライン裏に抜け出した清水選手にパス、清水選手が前に出たGKをかわすように右へパスを出し、それを原選手が流し込みました。

 

激戦の末に、おこしやすが勝ちました!

 

 

雑感

 

和歌山のプレスが早く、厳しかったので、とても苦しい試合でした。和歌山の各選手は1人としてプレスを怠らず、チーム全体から勝利への執念を感じました。

おこしやすもプレスをかけ続けたものの、ほとんどの時間で和歌山に主導権を握られました。

これほど厳しいプレスが続く試合は、Jリーグでは見られないと思います。

そんな苦しい試合でありながら、勝利を手にすることができたのは、勝点的にはもちろん、チームに勢いをもたらすという点でも大きいのではないでしょうか。

 

おこしやすは、これだけ苦しめられながらも4得点し、チームの実力の一端を示してくれました。

この流れをリーグ最終戦・TIAMO枚方戦に繋げてほしいですね。

 

現在の順位

 

リーグ第6節の結果、順位はこのようになりました。

 

1  枚方  勝点12  得失点差+12
2  ハリマ 勝点10 得失点差+4
3  L京都    勝点10 得失点差+3
4  お京都 勝点10  得失点差0
5  関大  勝点8  得失点差-2
6  和歌山 勝点8  得失点差-4
7  飛鳥  勝点5  得失点差-1
8  滋賀  勝点2  得失点差-8

枚方が飛鳥と引き分けたことにより、また混戦模様です。4位のおこしやすまで優勝の可能性が、6位の和歌山まで2位に入る可能性があります。

 

おこしやすは自力で2位以内を確定することはできません。

しかし、やるべきことは単純です。

枚方に勝つのみです。

どんな形でも構いません。

どんな得点でもいいんです。

とにかく枚方より1点多く取り、勝ちを掴み取りましょう。