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僕のおこしやすライフ

関西サッカーリーグ(KSL)からJ昇格を目指す「おこしやす京都AC」。チームの奮闘ぶり、下部リーグならではのエピソードをファン目線で書き綴ります。

2020のおこしやすを重ねて振り返る

チームについて振り返る

 

今シーズンのおこしやすを振り返るシリーズ。

多分最終回です。

以前は各選手について振り返ったので、今回はチームについて振り返ります。

 

選手のデータと同様、今シーズンの記録が確認できた10試合で見てみると、17得点13失点

 

失点が多いでしょうか。

 

でも、おこしやすは、守り勝つチームではないと思っています。DFラインを高く設定するので、失点のリスクも高いと思います。

それよりも、得点を思うように取れなかったことに、今シーズンの苦戦の原因があるのではないかと思っています。

 

今シーズンのチームについて思うことは、とにかく試合数が少な過ぎたということに尽きます。

波はありながらも、試合を重ねるごとにサッカーの内容は良くなりつつありました。これでリーグ戦がこれまでどおり14試合行われていれば…

 

結果について、とやかく言うつもりはありません。TIAMO枚方ラランジャ京都C Cハリマは、今シーズンのレギュレーションに合わせてうまくチーム作りを進め、おこしやすを上回ったのですから、どのチームも素晴らしいチームだったと思います。

 

ただ、おこしやすのサッカーは試合を重ねるごとに強さを増していました。

昨シーズンと同様、14試合行われていれば、最終的にはどんなに素敵なサッカーを見せてくれていただろうかと思うと、残念なのです。

今シーズンのサッカーの完成形を見ることができなかったという思いが強いのです。

 

リーグ最終節の枚方戦、おこしやすは枚方にほぼ攻撃の型を作らせませんでした(それでも2失点したのは、枚方の強さであり、おこしやすの課題でもあると思いますが)。

前からのプレスとそれに連動した後ろの選手のプレス、高いDFラインで枚方のパスコースを限定できていました。

 

一方、攻撃の方はというと、まだ良くなる余地があるように感じました…

 

感じましたが、何をどうすればよかったのか、自分なりに納得できる答えがありません。

何で勝てないんだろうと不思議に思うばかりです。

 

所詮は素人が側から見て、ああでもない、こうでもないと言ってみるレベルの話なので、自分なりに今シーズン勝てなかった理由に思い当たったところで、それが正解な訳がないのは分かっています。

でも、僕のへっぽこ観戦歴上、シーズンを振り返って、サッカーの内容に結果が伴わなくて不思議に感じるのは、今シーズンが初めてのことなので、戸惑っています。

 

ただ一点、シーズン中から気になっていたことといえば、メンバーが固定されなかったことです。

 

メンバーが固定されなかったのは、シーズン全体を見たときに、怪我や体調などで出場できなくなる選手が必ず出ることや、地域CLでは連日試合が行われることを考慮してのことだと思います。

さらには、来シーズン以降に向け、チーム全体のレベルを上げるためでもあったのでは、というのは考え過ぎでしょうか。

 

どの選手が出ても、積極的なプレスで主導権を握るサッカーができていたのは間違いないですし、そこまでチームを仕上げたのは瀧原監督の力量あってのことだと思います。

 

とはいえ、それがなかなか点に結び付かなかったのは、メンバーを固定しなかった副作用ではないかと感じています。

 

当然ですが、選手個人個人には、プレーに特長があります。

FWの選手でいえば、原選手はボールをキープできるし、ドリブルで運ぶことができます。

イブラヒム選手はパワーとスピードを兼ね備えています。

勝又選手はボールを引き出し、攻撃を組み立てることができます。

小久保選手は運動量が豊富で、競り合いの強さを持っています。

後藤選手はスピードを生かして突破することができます。

今シーズンはFWで起用されることのあった高橋選手は、MFの選手なのでパスを出すのがうまいですし、運動量があるので、ファーストディフェンダーとして最適の選手です。

そして、本吉トニー令欧選手もいます(プレーを見たことがないので、特長が書けません。すみません。)

 

と、ザッと思いつくことだけでも、こんなに個性が違う選手たちばかりです。

基本的な戦術はあるとしても、選手の組み合わせで、ゴールに至る道筋は違ってくるのではないでしょうか。

 

原選手とイブラヒム選手の2トップと、勝又選手と高橋選手の2トップでは、得点パターンが全く違っていて当然だと思います。

 

どの選手の組み合わせでも、それなりに攻撃の型を作れるし、それなりの質の高さも持っている。

それに、コンディション面から、その時々で最も状態の良い選手を起用する必要もある。

 

この辺りの事情から、様々な選手の組み合わせで戦ったということなのではないかと感じています。

 

これはFWに限らず、MF、DFでも同じことがいえると思います。各ポジションで、どの選手が出場しても、それなりのクオリティのプレーができるので、色々な組み合わせが可能だったのだと思います。

 

ある意味贅沢な悩みですが、これが試合数の少なさも相俟って、裏目に出たのかな、と思います。

どの型が、今シーズンのおこしやすの型なのか、どんな場面のときに、どの組み合わせで選手を起用するのか、明確にならないままシーズンが終わってしまいました。

 

返す返すも、リーグ戦が全試合行われていれば…

 

対戦相手や試合状況に応じて、色々な引き出しができたのでは…

 

いや、もうこれ以上過ぎたことにとらわれるのはやめにします。

 

新シーズンは始まっている

 

おこしやすは、11月中旬から、来シーズンに向けたスタートを切っています。

 

今後、選手の入れ代わりの発表があることでしょう。

また馴染みの選手がいなくなることに涙し、新しい選手の加入に心躍らせる日々がやってきます。

毎年のこととはいえ、当分は落ち着かない日々が続きそうです。