おこしやす京都AC ともにJFLへ

僕のおこしやすライフ

関西サッカーリーグ(KSL)からJ昇格を目指す「おこしやす京都AC」。チームの奮闘ぶり、下部リーグならではのエピソードをファン目線で書き綴ります。

高橋選手の退団

ついに高橋選手まで

 

連日、レギュラークラスの選手の退団が発表されているおこしやす。

今回は、ついに、前身のアミティエ時代から在籍していた高橋康平選手の退団が発表されました…

 

これまでにも書いたことがありますが、僕がおこしやすを追いかけるようになったのは、元京都サンガに在籍していた斉藤大介選手がおこしやすにいることを知ったからでした。

 

斉藤選手がおこしやすに在籍したのは選手としてのキャリア最後の年のことで、すでにかなりのベテランでした。

 

当時なにも知らなかった僕は、「Jリーグ経験者の斉藤選手が、ベテランの技術と経験を生かして、おこしやすの中盤の中心になっているんだろうな〜」と軽く考えていました。

 

ところが、KSLTVのライブストリーミングアーカイブで、おこしやすの試合映像を見てみると、どうも様子が違いました。

斉藤選手を押しのけるように、試合に出て、ボールに触っているのは高橋選手でした。

 

当時の僕は、当然高橋康平という選手のことを全く知りませんでしたので、「斉藤選手よりボール触るってどういうことやねん。何者か知らんけど、そんな大した選手でもないんちゃうん」と思っていました。

 

その浅はかな見方は、初めて試合を現地観戦した時にあっさり覆されました。

 

あれは2018年12月1日のKSLカップ阪南大戦でした。

その年、僕がおこしやすを追いかけるようになった時点では、リーグ戦は終了しており、地域CLも新聞などで結果を追うことしかできませんでした。

 

早いうちにおこしやすの試合を生で見たいと思っていた僕は、リーグカップ戦があると知って、急遽試合会場のビッグレイクに駆けつけたのでした。

 

そして僕が高橋選手のプレーに心を奪われるまで、全く時間はかかりませんでした。

 

高橋選手は中盤で幅広く動いてボールを受け、長短のパスで攻撃を組み立てていました。

おこしやすの攻撃のリズムを司っているのは高橋選手でした。

高橋選手がボールを持つと、おこしやすの攻撃のリズムが変わりました。

 

僕はそれまで映像を通じてしか試合を見たことがなかったとはいえ、高橋選手の凄さに気づかなかったことを恥じました。

何でこんなにいい選手に気付けなかったのだろう、と。

 

それ以来、高橋選手のプレーを気にかけて見るようになり、その印象が間違っていなかったことが分かりました。

高橋選手を経由することで、攻撃のスピードのテンポが速くなり、遅くなりました。

ここ2シーズンでは、セカンドトップ的な位置に入り、プレーエリアが、より前になりました。

今シーズンは、シュートに絡むだけではなく、サイドに流れて攻撃の流れを作るなど、プレーの幅を広げた感がありました。

 

僕にとって、おこしやすに誘ってくれたのが斉藤選手なら、おこしやすの魅力を教えてくれ、応援する楽しさを教えてくれ、サッカーを見る楽しさをもう一度呼び起こしてくれたのが高橋選手でした。

 

こんなことなら、先日のファン感のときに、ユニフォームにサインを入れてもらえばよかった。

数分を惜しむべきではなかった。

後悔ばかりです。

 

高橋選手は、九州リーグの沖縄SVに移籍します。

環境を変え、ゼロからスタートするという高橋選手の決断を応援したいと思います。

高橋選手のプレーを見て、新たに高橋選手やチームのファンになってくれる人が増えるに違いありません。

 

高橋選手、ありがとうございました。

そして、さようなら。

またどこかで会いましょう。

願わくば、それが来年の地域CLであらんことを願います。