まだあった退団発表
新年になり、あとは新加入選手の発表だけだなと思っていたら、まだ発表がありました。
角屋選手の引退です。
【角屋諒選手 現役引退のお知らせ】
— おこしやす京都AC【公式】 (@amitie_top) 2021年1月15日
この度、#角屋諒 選手が、2020シーズンをもって現役を引退することになりましたのでお知らせいたします。
コメント↓https://t.co/j6KbFumDjH#ocociaskyoto
角屋選手のコメント
まずはじめにこのような場を提供していただいたおこしやす京都ACの関係者の皆様、本当にありがとうございます。
少し長くなりますが最後に思いを伝えさせてください!!
私事ではありますが2020年シーズンをもって引退することになりました。
8歳からサッカーを始めて、あっという間の17年間でした。
ここまでサッカーを続けてこられたのは、17年間たくさんの方々のサポートがあってこそだと思います。この場を借りて感謝を伝えさせてください。本当にありがとうございました。
おこしやす京都ACに所属した2年間を振り返ってみると嬉しかったことよりも、悔しかったことの方が多くあります。
おこしやす京都ACに移籍してきた2019年シーズンは後一歩、いや後半歩で昇格を逃しました。地域CL最終戦の高知戦が終わった後、福島から京都までの帰路はものすごく長く感じました。
2019年の悔しさを覚悟に変え迎えた2020年シーズン。
新型コロナウイルスという見えない敵にサッカーを奪われそうにもなりました。リーグは延期が続き、例年に比べ練習も十分にできていない中、本当に行われるのかという不安もありました。無事にリーグは行なわれましたが、結果としては4位。とても大きな屈辱を味わいました。
個人としてもなかなか試合にも絡めず、もがき苦しんだ一年でした。
しかし悔しさだけでなく素晴らしい思い出もいくつもあります。
19年では公式初出場となった全社準決勝・いわきFC戦で2ー0で勝利したときは本当に嬉しかったです。
20年はどんな困難が立ちはだかってもチーム全員で課題を修正し、日々チームで一つの勝利を目指していきました。
毎年素晴らしい経験のある選手がチームを支え、活気のある若手選手がチームに勢いをもたらし、スタッフを含め環境面など全てを何不自由なく整え、クラブ全員で目標を目指す。クラブ全体での向上心はおこしやす京都ACの良さであり、19年、20年のどちらも最高のチームであったことは間違い無く、本当に素晴らしいメンバーに恵まれました。チームを離れることになりますが、彼らとはサッカー仲間としてこれからもつながっていくと思います。
おこしやす京都ACは間違いなくJリーグに上がれるクラブだと思いますし、上がらなきゃいけないチームだと思います。必ず今年こそはJFLに昇格してもらいたいと祈願しております。
おこしやす京都ACに来てのこの2年間は僕の宝物です。本当にありがとうございました。
そして1年間という短い期間でしたが、FC ISE-SIMAの関係者の皆様、本当にありがとうございました。
大卒1年目で入団させていただき、考え方も、プレイヤーとしても甘かった僕を成長させていただきました。サポーターの皆様にもいつも温かく応援していただきました。あの経験があったからこそ、ここまでやってこれました。
Jリーグでプレーするという夢は叶いませんでしたが、この悔しさを糧に第二の人生をスタートさせていきたいと思います。
引退後は母校で指導者を務める予定です。
右も左もわからない状態ですが、今まで素晴らしい指導者の皆様や素晴らしい選手の背中を見てきたので参考にしていきたいと思います!
最後になりますが、サッカーを始めてから今まで関わっていただいたチームメイト、監督、コーチングスタッフ、フロントスタッフの方々、スポンサーの皆様、そしてサポーターの皆様に改めて感謝申し上げます!またお会いできる日を楽しみにしています!
愛するおこしやす京都ACが今年こそJFL昇格、数年後にはJリーグに上がることを期待しています!!
本当にありがとうございました!!
(おこしやす京都公式サイトより)
角屋選手は、出場機会は少なかったものの、レベルの高いプレーを見せてくれる、いいGKでした。
サブにどれくらいレベルの高いGKが控えているかで、そのチームの実力が分かると思います。
角屋選手がサブにいることこそ、近年のおこしやすのポテンシャルの高さを示していると思っていました。
角屋選手は、真面目な練習態度を含め、その人柄が愛されていました。
角屋選手は、クラブが発表した引退のツイートに反応した方々に対し、ひとつひとつ返信を返していました。
僕の何ということのないツイートにも返信をくれました。
サブにいるのがもったいないGKでした。
— ヒマ (@himafebten) 2021年1月15日
良い指導者になられることと思います。 https://t.co/l4jHOYZzTg
次のステージでは輝けるようより一層がんばります!いつも応援本当にありがとうございました!!
— 角屋 諒 (@makoto11A) 2021年1月16日
コメントにも、ツイートにも、角屋選手の人柄が表れていますし、角屋選手が愛されていた理由がよく分かります。
そのような選手がクラブを去るのは大きな痛手ですし、残念で仕方ありません。
指導者の道に進まれるという角屋選手。
その前途に幸多からんことを祈らずにはいられません。